Atelier hitoshi abe architecture tossut


Atelier hitoshi abe architecture tossut 2.

Living with Disaster: Stories from Seven Regenerative Cities

「リジェネレティブ・アーバニズム:災害から生まれる都市の物語」展は、災害のサイクルを受け入れながら、人間と自然界・建築界の共生の可能性を示す、新しい都市設計のアプローチであるリジェネレティブ・アーバニズムを紹介する展覧会です。本展覧会および関連シンポジウムは、「災害リスク軽減と回復力のための建築・都市デザイン」の世界的イニシアティブであるArcDR3の参加者による3年間の思索的なデザインとリサーチの集大成となります。

この展覧会では、自然災害や人為的災害に耐え、同時に気候変動の複合的な危険にも対応することに焦点を当てた、革新的都市デザインの数々が紹介されています。重要なのは、これらの提案が対処的あるいは防衛的な戦略ではなく、むしろ先見的な手法によって避けられない災害のサイクルを勇敢に受け入れ、人間と自然界および建築界の新しい共生の可能性を示していることです。そうすることで、各提案は、地球規模のモザイク状のリジェネレティブ・アーバニズムの一部を形成し、生態学的・社会学的倫理の新たな可能性を示し、災害の脅威にかかわらず、生き残るだけでなく、繁栄することを保証するものであります。

この展覧会は4つの要素から構成されています。オクタゴン、ウォール、クラウド、ウェル、です。8つのウェルは、来場者に東北と7つのリジェネレティブ・シティの物語を物理的、映像的、音響的に体験させるものです。来場者の体験は、映像、データ、都市の提案を横断し、災害と共存するためのシナリオを探りながら、都市環境の未来についてグローバルな視点で考察します。

オクタゴンは、ArcDR3イニシアティブの活動を説明します。壁面には、リジェネレティブ・アーバニズムのマニフェストを展示し、「災害と共存する文化を育み、災害に強く、再生可能な都市を構築するために、私たちは何ができるのでしょうか?」という問いかけに応えています。クラウドは、リスクと共存するための必要性を示す映像やデータで会場を覆い尽くします。人々が日常生活の一部として災害と共存できる再生可能な都市とはどのようなものでしょうか。ウェルには、再生都市のあり方を探る7つのストーリーが収められています。11の大学が参加 Atelier hitoshi abe architects.